高 谷 山

一 、
高谷山の岩高く
清き流れの江の川
山と川とに鍛えたる
健児(けんじ)の意気を示さんと
ここに立ちたる競技部の
香りはすでに高かりき

二、
鉄石とくる夏の日も
寒風すさぶ冬の日も
北備の天地にこもりいて
天下に覇をば唱えんと
臥薪嘗胆幾(がしんしょうたんいく)星霜(せいそう)
心砕く吾が選手

三、
眉(まゆ)豊かなる健児らが
花の吹雪とその庭に
さっと白馬を躍(おど)らせば
駒(こま)の蹄(ひずめ)に色もなく
見よ高かざす月桂冠(げっけいかん)
見よ高かざす月桂冠(げっけいかん)